暖かな日差しが降り注ぐ午後の公園
和やかに散歩をする人と犬、野鳥観察をする人、気持ち良さそうにベンチで寝転ぶ人、のんびりと過ごす人々を眺めながら ゆったりとした散歩時間を楽しむ私。公園を一周した辺りで、ひっそりと佇む黄金の木を見つけて心踊る。
桜より一足先に春の訪れを告げるミモザ、ふわふわと可憐に満開を迎えていた。
優しげに揺れる姿、仄かに漂う香りに、暫し うっとりと見惚れてしまった。
公園を歩いていると あちらこちらに落ちていたモミジバフウの実、すすわたりのように見えるのは私だけだろうか?
カサカサと舞うトゲトゲの妖精
街路樹の木蓮、力強く趣ある枝ぶりに もう一息でほころびそうなふわふわの蕾、まるで美術品のような佇まいだ。ピスタチオのような蕾が可愛い。
柔らかな花弁が風に揺れ、河津桜も見頃。
軽やかな鳥の囀りが響き、春色の煌めきに心が満たされた。普段 花に惹かれることは少ないが、春のうららかな陽気に誘われ、魅了されているようにも感じる。
五感を研ぎ澄ます時間を大切にしたい。
今夜はよく眠れそうだ。