食への偏愛


私が生活のなかで最も重きを置いていることは「食事」だ。心赴くままに 胃のむくままに、好きなものを食べる。そう、ただの食いしん坊である。


食べる物に対して特別拘りは無く、肉や魚は国産を選ぶくらい。牛丼やステーキはアメリカ産の肉を選ぶ時もある。化学調味料ギンギンの食べ物も大好きだ。できるだけ体に優しい食材選びに拘り 健康志向になっていた時期もあったが、どんなに健康に気遣っていても 病や死はいずれ訪れるもの。食べることを楽しめる身体を持つ限り、有限な時間で 無制限に「食を楽しもう」と志向転換をした。拘り過ぎると縛られてしまう。一度きりの人生、縛り無く自由に生きたいじゃないか。


朝ご飯を楽しみに起きて、昼ご飯を楽しみに頑張って、夜ご飯を楽しみに帰る。いつだって「食べたい」が原動力なのだ。

 

食べることが好きって最高だ。生きてゆく上で、食べることは欠かせないから。毎日 好きなことを続けている。食いしん坊 万歳〜。


ふと 自分の人生を振り返ると、何もかもが食に通じている。現在進行形で通じている。もしかしたら「食」の魅力に取り憑かれているのかもしれない。

 

f:id:oinuyuni:20240306023922j:image

仕事も「食」

18歳で調理師免許を取得して、飲食業界で10年程働いてきた。カフェ、バル、タイ料理店、中国料理店、レストラン、様々な店で料理人を務めさせて頂いた。その後、保育園や老人ホームで調理師を務めながら フードコーディネーターとしてレシピ開発やフードスタイリングの仕事を頂いた。身体を壊したことをきっかけに飲食業から離れ、現在は 農業を営みながら 副業で食品関係の仕事をしている。常に食に携わって生きているなぁ。しみじみ。色々あれど 様々な経験を積んできたことで、どんな料理もそれなりのクオリティーで作れるため、飲食店が少ない田舎暮らしだって余裕だ。

 

f:id:oinuyuni:20240306000836j:image

f:id:oinuyuni:20240306000839j:image

趣味も「食」

いつからか細々と集めている食品サンプルキーホルダーは、ガチャガチャやクレーンゲームで見つける度についついやってしまう。並べてみたら 揚げ物ばかり。サクサクの衣、フォルムが堪らない…。マグネットは、旅先で外国人観光客向けのお土産エリアで見つけた。質感が堪らない… まさに垂涎の逸品…。食品サンプルは日本が誇るアートだ。職人の匠技に惚れ惚れしてしまう。語りだしたら止まらないので、この辺にしておこう。

いやはや、取り憑かれている…。自分が思っている以上に 食への偏愛を抱いているようだ。


きっかけは、家庭環境の影響が大きいのだろう。両親がビストロを営んでおり フランス料理屋の娘として育った。いつからか 食に興味を持ち、高校から専門学校で調理の技術や知識を学び 奥深さを知り「食は人生を豊かにするもの」と無意識にも細胞まで刷り込まれたのだろう。そこから芽生えた感覚が生きる術になり、人生を謳歌することに繋がっている。家族も恋人も同様に、食を紡ぐ人。


「食」

私の人生に欠かせない存在だ。